熊本県では地震の影響で広い範囲で地盤が沈降しています。これを受け国土交通省は、熊本県の八代海沿岸について「今月13日前後に潮位が非常に高くなる」として、8月11日から16日にかけて浸水などに注意するよう呼びかけています。

国土地理院が衛星「だいち2号」や「だいち4号」の観測データを解析したところ、先月28日の地震の影響で、熊本県の広い範囲で土地の沈降が確認されています。このうち、八代市の沿岸部ではおよそ20センチの沈降が発生しているということです。

一方、例年夏から秋にかけては、海水が暖まって膨張することなどから潮位が高くなります。特に、新月と満月の前後数日は「大潮」と呼ばれ、満潮の潮位が特に高くなるとされています。

今月13日に新月を迎え、11日から16日にかけて「大潮」で潮位が非常に高くなるおそれがあることから、国土交通省は八代海沿岸では浸水や冠水に注意するよう呼びかけています。

そのうえで、▼特に堤防の外で復旧活動をする際には十分に注意するよう呼びかけるとともに、▼八代港では、九州地方整備局と熊本県が土のうを設置する準備を進めているということです。

また、気象庁は、地震活動は依然として活発な状態だとして、先月28日の地震で揺れが強かった地域では、今後1か月ほどは最大震度5弱程度以上の地震に引き続き注意するよう呼びかけています。