「もう本当にバケモノですね」原爆で変わった少年の姿
𠮷田さんはその後、十数回に及ぶ移植手術を受けましたが、顔に残ったケロイドが消えることはありませんでした。
語り部として子どもたちの前に立つようになってからは、自身の顔を見て怖がらないよう、冗談を交えながら被爆体験を語るのが定番となっていました。
1998年、長崎市の梅香崎中学校での講演で、𠮷田さんは、自身が被爆した直後の状況について、こう振り返っています。

「私も皆さん方のように、かわいいかわいい少年やったんです。今で言いませば、キムタクは卒業しまして、この頃はKinKiKidsですか?」
原爆の爆風で40数メートル飛ばされ、田んぼの中に落ちた𠮷田さんは、田んぼの水の冷たさで意識を取り戻しました。そして、こう続けました。

「今までのかわいいかわいい少年の面影はどこへやら。もう本当にバケモノですね」














