高知県須崎市が、国民健康保険の納税通知書を紛失した可能性があることがわかりました。「通知書が届いていないのに督促状が届いた」という市民からの指摘で発覚したということです。

「通知書来ていないに督促状が…」市民の問い合わせで発覚

須崎市によりますと、送付ミスの対象となっているのは、市が作成して市民に送付する、令和4年度の国民健康保険の納税通知書、139件分です。納税通知書は2022年11月中旬に204件分が郵送されているはずでしたが、12月下旬になって、市民から「通知書がきていないが督促状が届いた」という問い合わせが市役所に多数寄せられました。

送付ミスが明らかになった須崎市役所

市は「紛失の可能性があるものも」

市が調査したところ、204件分のうち65件分は、正しい対象者に送付済みでした。残りの139件分については、送付されずに税務課の棚に置きっぱなしになっていたものがあったほか、どういう状況になったか確認がとれず、『紛失した可能性がある』ものもあるということです。原因について須崎市は、「通常、職員一人が通知書を作成・印刷し、封筒詰めをすると同時に、別の職員が確認することになっているが、確認ミスがあったのではないか」としています。須崎市は「市民にご迷惑をおかけしてお詫び申し上げます」とコメントしています。

須崎市は「お詫び申し上げます」とコメント