■洗っても落ちない「夏バテ臭」の正体

夜、お風呂に入ってしっかり全身を洗い、足の指の間まで念入りにケアしたはずなのに、洗いたてのはずなのに、なぜか鼻の奥をツンと突くようなニオイを感じる…。

そんな経験はありませんか?

この厄介なニオイの正体は、血液の中から皮膚を通じて染み出してくる「皮膚ガス」の一種です。

私たちの体は、暑さや高い湿度、紫外線によって、知らず知らずのうちに多大な身体的ストレスを受けています。

さらに、忙しい毎日の中での睡眠不足や心理的な緊張といった疲労が蓄積されると、体内の代謝のバランスが崩れてしまいます。

疲労がたまると、体内で分解しきれなかった「アンモニア」が血液中に増加します。

アンモニアといえば、あのツンとする刺激臭が特徴。

通常であれば肝臓で無毒化されるはずのアンモニアが、処理しきれずに血液に乗って全身を巡り、やがて皮膚の表面からガスとして直接染み出してくるのです。

これが「疲労臭」であり、夏の過酷な環境下で発生しやすくなるため「夏バテ臭」とも呼ばれています。

血液から直接皮膚を通過して出てくるにおいであるため、皮膚の表面をいくら石けんで洗い流しても、体の内側から次々と放出されてしまい、なかなか消えることがありません。

まさに、内臓からのSOSサインとも言える現象なのです。