朝倉かすみさん HBC単独インタビュー《後編》

先日、第175回直木賞を受賞した、札幌在住の作家、朝倉かすみさん(65)が、
HBC北海道放送の単独インタビューに応じ、受賞の喜びから気になる次回作まで、たっぷりと語ってくれました。【2回シリーズの後編】

堀内大輝キャスターと出会う朝倉かすみさん

HBC堀内大輝キャスターが聞きました。(収録日・7月28日)

朝倉かすみさんと直木賞受賞作「けんぐゎい」
朝倉かすみさん(HBC本社・7月28日)

堀内:
小説を書き始めてから、いま、どれくらいになりますか?

朝倉かすみさん:
だいぶ経ちます。普通に自分の部屋で書き始めてからだと、35、6年だと思います。

堀内:
35、6年!初めて書くに至ったきっかけ、原点というのはどういうところだったんですか?

朝倉かすみさん:
原点は……手に職がなくて30歳でこれからどうしようかなという時に、資格をいっぱい取ろうと思ったんだけど全部挫折しちゃって。それで「書くことなら何とかなるのではないか、一生食べられるんじゃないかな」ってちょっと…思った感じです(笑)。

堀内:
元々文章を書かれていたのですか?

朝倉かすみさん:
全然書いてなかったんだけど(笑)。それが本当に分からなくて。そう思って書き始めたら、ちょっと書けちゃったんですよ。すごく夢中になって面白くて。

堀内:
ご自身の中でものめり込んでいったのですね。

朝倉かすみさん:
次々書きたい、書きたいという感じでした。

堀内:
そこからスタートしたのですね。

朝倉かすみさん:
でも、そこからデビューするまで10年以上かかってますからね。