夏の猛暑に負けないコメづくりへ。暑さによる高温障害を防ごうと青森県が取り組んでいる、田植えの時期を遅らせるイネの晩植栽培。
その現地検討会が4日に鶴田町で開かれ、稲の生育状況が順調に進んでいることが確認されました。
県は今年度、猛暑に打ち勝つ水稲栽培の緊急対策として県内10か所で実証栽培を行っています。
このうち鶴田町の須藤聖司さんの水田では、40アールのうち10アールを約3週間遅れの晩植栽培にしていて、生育の違いを確認しました。
鶴田町の生産農家 須藤聖司さん
「今年初めて高温対策チャレンジで晩植をしたが、周りでは田植えが終わっていて、あとで植えるのが心理的に不安でした」
5月23日に田植えをした稲は4日、穂が出ている出穂が見られた一方、6月11日に晩植した稲はまだ草丈が短く、出穂期までは10日ほどかかる状況だということです。
県によりますと、コメがひび割れる「胴割粒」は、出穂後10日後までの最高気温が30℃を超えるほど発生しやすく、白く濁る「白未熟粒」は出穂後15日の平均気温が26℃を超えるほど発生しやすいとされています。出穂が8月中旬となる晩植では、これらの高温障害を回避できると期待されています。
鶴田町の生産農家 須藤聖司さん
「思ったよりも晩植のほうが生育が順調に進んでいるので、高温とぶつからなければいいのかなと」
県は今後3年間のデータをもとに晩植栽培の検証を行い、効果が確認できれば2029年度から県内で普及させたいとしています。
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