第168回芥川賞が19日発表され、仙台市在住の佐藤厚志さんの小説「荒地(あれち)の家族」が受賞しました。一夜明け、地元・仙台からは、受賞を祝福する声が聞こえました。

19日に発表された芥川賞では、仙台市在住の佐藤厚志さんの「荒地の家族」と井戸川射子さんの「この世の喜びよ」が受賞しました。

佐藤厚志さん:
「仙台、地元がすごく盛り上がっていて、すごく騒いでいただいていたので、期待に応えられるか結構プレッシャーで、本当によかったなというか、みんな喜んでいるのではと思う」



一夜明け、仙台駅前では受賞を祝う声が聞かれました。

市民:
「そこの書店の人が!本当に?きょう書店に行く予定なので見てみます」
「地元の人は喜んでいると思います。励みになると思います」
「私も震災のころは東京にいたのでこっちにいなくて体験はしていないので、そういう本を読んで被災地の方々の気持ちを知れればいいのかなと思います」

「まだ読んでいないので、ぜひ読んでみたい。あまり思い出したくはないが、忘れないようにしなくてはけないので、それはそれでいいんじゃないか」