精神科医療を特別なものにしない
千葉精神医療人権センターでは月に1回、活動報告などを行う定例会を開いています。取材した7月23日の定例会では、当事者や関係者による活発な意見交換が行われていました。そのなかで印象に残ったのが、面会ボランティアとして活動していて、自らも精神科に通うスタッフの言葉でした。
この方は、身体拘束の現場を見て「これでは安心して精神科に繋がることはできないと感じた。当事者も支援者も『自分たちがリカバリーできる』と信じられるような環境を少しずつ作っていきたい」と話していました。
また、千葉精神医療人権センターでは個別の相談活動だけではなく、千葉県内の精神科病院ごとの”病床数”や”平均在院日数”などのデータを県に開示請求する活動にも取り組んでいます。精神科病院がブラックボックス化している現状があるため、その実態を明かそうとしているのです。このねらいについて、池澤さんに伺いました。
非常に社会的なストレスが高まっていく中で、ちょっとしたことで心を病むことは誰でもあり得ると思います。そうなったときに、あなたはどこの病院にかかりますか?判断付きますか?と思うわけです。精神科医療というものが「特別な人がかかる特別な医療じゃない」ということが社会の共通認識として定着すれば、差別や偏見が無くなっていくだろうと思います。(千葉精神医療人権センター代表・池澤直行さん)
このように、精神科医療の環境改善に取り組む千葉精神医療人権センターですが、メンバー全員が本業の合間に活動しているため、慢性的な人手不足、そして資金不足が課題となっています。固定の事務所もありません。そのため現在、法人格を取得して活動基盤を強化するための「クラウドファンディング」に挑戦しています。ぜひホームページなどをご覧ください。
(TBSラジオ「人権TODAY」担当 : 亀山真帆)














