広島県内でも広く1日中気温が氷点下の”真冬日”に

このレベルの強烈な下層寒気が入ると、どのようになるのでしょうか。

ここ最近で記録的な強さの下層寒気が入ったのは2016年1月24日です。松江で観測された上空下層の気温は-16.6℃で、観測史上二番目に低い気温を記録しました。この時は沖縄でもみぞれが降ったとして大きな話題となりました。

この日の広島県内の最高気温・最低気温をみると、最低気温は沿岸部でも-3~‐4℃と厳しい冷え込み、最高気温は沿岸部をのぞいて広く1日中氷点下の真冬日となりました。

この日は中国山地では大雪となりました。また沿岸部では降った雪の量は大したことはありませんでしたが、沿岸部でも氷点下の厳しい冷え込みのため広範囲で路面が凍結、交通機関が大きく乱れました。

また北広島町では水道管の破損によって断水が発生。

寒気のピークが過ぎたあとでも日常生活に大きな影響が残りました。

記録的な低温・大雪への備えを確認

まだ予想にブレ幅はありますが、来週は強烈な寒波で日常生活に大きな影響が出ることが懸念される可能性が少なくない状況となってきました。

中国山地を中心に大雪に、また沿岸部も含めて県内全域で記録的な低温にも備えが必要となってきそうです。今後、さらに警戒を呼びかける情報が気象台などからも発表されると思いますので、最新情報を確認してください。