世間の耳目を集めている次の青森県知事選挙について大きな動きがありました。現職の三村申吾知事は、1月21日に自身の進退を発表する見通しです。また、知事の進退次第としていた青森市の小野寺市長とむつ市の宮下市長はともに自民党県連に推薦願を提出したことを明らかにしました。
※自民党青森県連 津島淳会長
「政治家の進退は本人から語られることがすべて。それ以前に口を出すべきではない。三村知事が今のところ、21日ということで聞いていますけれども、そこでどう表明されるのかということを注視してまいりたい」
自民党県連の津島淳会長は、19日午後、取材に応じ、三村知事が、21日に自身の進退について発言する場があるとの見方を示しました。ただ、三村知事は19日午後、報道各社の取材に答えることはありませんでした。
一方、三村知事が勇退した場合と、条付きで知事選へ出馬する意向を示している青森市の小野寺晃彦市長は、19日、代理人を通じ自民党県連に推薦願を提出したことを明らかにしました。
※青森市 小野寺晃彦市長
「(自民党県連へ)推薦願を提出をさせていただきました。自民党へ支援のお願いをした立場として、いろいろと意見いただくこともあるかと思いますので自分自身の立場を説明していきたいと思います」
そして、一早く出馬意向を示したむつ市の宮下宗一郎市長は、自民党県連へきのう18日、むつ支部を通じ推薦願を提出していて、1月中に正式な出馬表明をする見込みです。
※むつ市 宮下宗一郎市長
「自民党のほか、公明党にも推薦願を提出しました。身の引き締まる思いがしますし、その日に向けて、私自身の新しい政策を発表し県民の皆様の支持を大きく広げたい」
自民党県連は、知事が進退を表明するとされる同じ21日に県連としての候補者を選ぶ3回目の選考委員会を開催する予定です。津島会長によりますと、県連は、これまで検討していた官僚の擁立を断念したということで、現時点では、推薦願いが出ている小野寺市長と宮下市長の2人の中から選ぶという認識を示しています。
こうした中、県選挙管理員会は19日、知事選の日程について会議を開き、5月18日告示、6月4日投開票と決めました。告示まで約4か月となる中、自民党県連としての判断が焦点となります。














