新潟市中心部でまさかの遭遇です。18日夜、新潟市中央区の住宅街で歩いていた50代の女性がイノシシに突進され、軽い怪我をしました。イノシシの出没に付近の住民は、「初めてのことだ」と驚きを隠せません。
山もない市街地で、イノシシに遭遇するなんて考えたこと、ありますか?
そのまさかの出来事が起こったのは新潟市の中心部、中央区古町通13番町の市道です。
【記者リポ】「イノシシはあちらの交差点からこの道路に走ってきて女性に突進した後、引き返していったということです」
警察によりますと、18日午後10時ごろ、歩いていた50代の女性がイノシシに突進され、転倒した際に軽いケガをしました。イノシシの体長は60センチから80センチだったということです。
【出没した現場近くに住む人】「60年以上ここに住んでいますけど、(イノシシは)初めてですね。怖いですよね」
新潟市中央区では2019年にもイノシシが出没しましたが、その時は防波堤や松林などの海岸近くでした。
今回、出没したのは海からおよそ650メートルほど離れた住宅街で現場付近では1カ月ほど前にもイノシシの目撃情報が警察に寄せられていたということです。
警察や新潟市が周辺の警戒活動に当たりましたが、いまだ行方は分からず、注意を呼びかけています。

もしも市街地で、イノシシに出くわしてしまったら…

専門家によりますと、物陰に隠れる、1メートル以上の高さに上る、車の中に入るなどイノシシから自分の姿が見えないよう、身を隠すことが有効だということです。