夏真っ盛りですが、冬の気象観測に関するニュースです。
気象庁は31日、全国44の山を対象とした「初冠雪」について目視観測での発表をやめ、「解析積雪深」のデータを基にして発表すると明らかにしました。
初冠雪の発表は、これまでは気象庁の職員が目視の観測により行ってきたため、山頂付近に雪が積もっていたとしても雲がかかっていると発表できないことがありました。一方で、気象庁は2019年11月から、レーダーやアメダスの観測データなどを基に、その時点での各地の積雪を面的に推定した「解析積雪深」の提供をホームページで行っています。
このため気象庁はこの冬から、山頂付近での解析積雪深のデータに基づき、そのシーズンに初めて雪が1センチ以上積もったと判定された際に「初冠雪」を発表することに決めました。
従来は初冠雪が発表できなかった夜間や、雲がかかっている場合にも初冠雪が発表されることになります。大きく発表方法が変わるため従来の平年値との比較は行わないことになります。
気象庁の担当者は「これまでは夜間に降った後に日中に解けてしまった場合には初冠雪が発表できないなど、いわゆるばらつきがあったが、新しい方法では客観的・定量的に発表できる」としています。
それに加え、山頂におけるその時点での積雪の状況も1時間ごとにホームページで表示することになり、「冬山登山やバックカントリースキーなどを行う際は参考にしてほしい」ということです。
なお、気象庁は2024年から東京と大阪を除いた気象台で、職員による天気の目視観測を終了していて、その後、2025年には初氷や初霜の観測も取りやめるなど、目視観測廃止の動きが進んでいます。














