沖縄県名護市の辺野古沖で今年3月、修学旅行生を乗せた船が転覆した事故をめぐり、亡くなった女子高校生の遺族がきょう(30日)、初めて記者会見を行いました。遺族は「事故の真相解明のために徹底した捜査をしてほしい」と訴えました。
この事故は、今年3月、名護市の辺野古沖で修学旅行生を乗せた船2隻が転覆し、京都にある同志社国際高校の武石知華さん(17)と船長の男性が死亡したものです。
武石さんの遺族は今月、高校の校長ら教職員と船を運航した「ヘリ基地反対協議会」の幹部らあわせて11人を業務上過失致死傷などの疑いで、中城海上保安部に刑事告訴しています。
武石さんの遺族はきょう(30日)、記者会見を行い、「事故の真相解明のため、徹底した捜査をしてほしい」と訴えました。
武石さんの母親は、「知華は学校が大好きだったので、主任の先生や引率教員の先生を告訴することに悩んだが、知華の死に対してきちんと責任を取ってもらうべきだと思う。子どもの命がずさんに扱われることがない未来を残してあげたいという思いで告訴に踏み切った」と涙ながらに話しました。
武石さんの父親も「私たちが求めていることは、一貫して変わらない。なぜ知華が死んだのか、真相があますことなく明らかになること。責任の所在が法に基づいて明らかにされること。そして、2度と同じ事故が起こらないこと。捜査機関の方々には、厳正な捜査をお願いしたい」と求めました。
この日の会見では、2022年度と2023年度の修学旅行の際に、辺野古沖の船上で教員が撮影した動画も公開されました。
この事故をめぐっては、同志社国際高校を運営する学校法人同志社が、第11管区海上保安本部から業務上過失致死などの疑いで家宅捜索を受けたと明らかにしていて、法人が設置した第三者委員会はあす(31日)、調査結果を公表する予定です。
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