孤立感と集団心理がもたらした影響

裁判員裁判の法廷(札幌地裁・30日)

医師は、「中学時代の勉強の遅れや自己評価の低下、部活の中断により居場所を失い、非行に至ったと考える」と分析。「高校退学後もアルバイトが続かず、居場所がないまま非行が増加していった」と述べました。

さらに心理検査の結果として、周囲の言動を過剰に敵対的に受け止めてしまう傾向や、感情の波の激しさを指摘しました。

事件当時の心境については、以下のように整理されました。

・家庭裁判所からの呼出等による不安を和らげるため仲間と過ごしていた
・トラブルに関わることが自分への期待だと誤認した
・孤立感や自分の居場所を求める感情が集団モードと重なり、エスカレートした

30日の公判では、被告の母親に対する証人尋問も予定されています。

札幌地方裁判所

起訴状によると、男は共謀の上、2024年10月に長谷さんに強行的な手段で金品を要求し死亡させたほか、奪ったカード等で現金を引き出したなどとして強盗致死や詐欺などの罪に問われています。

判決は8月7日に言い渡される予定です。

【関連画像】共犯者や事件当時の現場など