28日、熊本を襲った最大震度7の地震は、各地で大きな被害をもたらしました。

■家屋倒壊に道路陥没も… 甚大な被害

熊本城では石垣が崩れ、あたりは土煙で覆われました。

震度7を観測した宇城市では…

記者(29日午前7時ごろ)
「車道のあちこちに深い亀裂が走っています。通過する車両は最大限スピードを緩めて走行しています」

熊本県宇城市の道路では、車が陥没した穴に落ちていました。

近くに住むという男性は地震発生時、職場のある八代市にいたといいます。

近所に住む男性
「先に行けないので、家に行けない。仕事で2台は外にいたが、地震後は(道路の亀裂で)車が家の方に帰れていない。降りてからは行けるんですけど」

男性によると、29日午前8時時点、停電や断水の影響で、宇城市では避難所が開いていない状態だといいます。

地震が発生した28日の夜は、車で一夜を過ごしたそうです。

■商店街の店「跡形もないような崩れ方」 工場の煙突・橋の歩道も崩落

八代市の隣町・氷川町も震度7の地震が襲ったことで民家が倒壊し、懸命な救助活動が行われていました。

一方、震度6強を観測した八代市では…

記者(29日午前5時すぎ 日本製紙八代工場前)
「八代市の煙突が折れた現場です。煙突の先端部分が折れ、崩落しているのがわかります」

市内にある橋では、歩道部分が崩落しました。

商店街でも被害が…

高柳キャスター(29日正午すぎ)
「こちらの建物は大きく損傷しています。ほとんど跡形もないような崩れ方をしています」

この倒壊した建物で商売をしていたという女性は、地震発生時、裏にある建物にいたため、難を逃れたといいます。

29日現在は、知り合いの家に避難しているそうです。

■猛暑の中 停電・断水 深刻なライフラインへの影響

高柳キャスター(29日午前)
「熊本県八代市内です。道路上の信号機が消えてしまっています。辺りが停電しているのでしょうか」

八代市に住む男性は、自宅の倒壊などの被害はないといいますが…

八代市に住む男性
「やっぱり電気が一番ですよね。何もできません。電気は(復旧が)いつか分かりませんよね。だから発電機等で余った電気でライトを照らす」

地震以降、停電が続いているといいます。

さらに、断水も起きるなど、ライフラインにも影響が出ています。

29日も35℃以上の猛暑日となった熊本県。

九州電力によると、29日午後3時時点で、八代市や宇城市など、熊本県内のおよそ3万4870戸で停電が起きています。

八代市内の避難所では、1人2リットルまで水が支給されました。

地元住民
「2リットルは少ないですけども、そんなこと言っている場合じゃない。ありがたいです」

国土交通省によると、29日正午時点で、熊本県内の11市町、およそ8万4000戸で断水が起きています。

八代市内のガソリンスタンドでは、長い行列が…

列に並ぶ男性(29日)
「28日の夜も暑かったので車中泊していた。そうしたらもうガソリンなくなってきて、きょうの夜がやっぱり心配です」

地震の被害が甚大な熊本県では、猛暑の中での避難が続いています。