建設アスベストによる健康被害をめぐる訴訟で、建材メーカー8社に4億5000万円あまりの賠償を命じる判決です。

建設現場でアスベストを含む建材を扱ってがんなどを患ったとして、関西地方に住む元作業員や遺族ら61人が建材メーカー12社に対し、計約7億8800万円の損害賠償を求めていました。

29日、大阪地裁は、これまで認められてこなかった天井板の建材メーカー3社の責任を認めるなどして、建材メーカー計8社に対し61人に約4億5600万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

(夫を亡くした原告)「主人が亡くなって6年。きょうこの判決をいただいて少し安堵しましたが、これから遠い道のりだと思います。メーカーも控訴しないでください」

弁護団は今後、責任が認められなかった建材メーカーについて、控訴を検討する方針です。

建設アスベストをめぐっては2021年に最高裁が建材メーカーの賠償責任を認めていますが、応じるケースは少ないのが現状です。