29日に起こった熊本地震は、活断層が動いて発生したと考えられています。専門家は、宮城県内にも警戒が必要な断層があると警鐘を鳴らします。

地震が発生したのは、29日午後4時27分。熊本県宇城市と氷川町で震度7を観測しました。震源が内陸の活断層。
いわゆる「直下型地震」だったため、局所的で激しい揺れが発生しました。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「これが震源です紫の部分が地震を起こした断層」

活断層で起きる地震が専門の遠田晋次教授です。29日の地震は、前回10年前に熊本地震を起こした断層の南側の断層が動いたと指摘します。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「割れ残りという見方もできるし、10年前の地震のシワ寄せで今回の地震につながったという見方もできる」

日本列島には、こうした活断層が2000ほどあると推定され、宮城も例外ではありません。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「メインはここですね。実際は断層が沈み込んで下まで入っていく」

長町ー利府線断層帯です。村田町から利府町にかけて走る断層はマグニチュード7クラスの地震を起こすと危惧されています。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「熊本で動いた活断層と長町利府線断層は、ほとんど同じように動いてきた断層。3000年に一度の周期で起きたと推定される。熊本地震は、実際に起きた。長町利府線断層も近いうちに(地震が)起きるかもしれないし、それは分からない」

遠田教授は、県などが作るハザードマップを見て、想定される被害を確認してほしいなどと呼びかけています。

遠田教授によりますと、活断層で起きる地震は、東日本大震災のような海底で起きる地震と異なり、発生間隔が数千年と長いことが特徴だということです。
県内でも2008年に岩手宮城内陸地震が発生しています。地震の備えを改めて確認する必要があります。














