26日、鍛え上げた肉体で沖縄一を競う大会が開かれました。その名も「沖縄県ボディビル・フィットネス選手権」。1975年の第1回大会から半世紀を超えて、県内の頂点を決める伝統の舞台です。第52回を迎えた今回は、最年少18歳、最高齢74歳と、幅広い年齢層の方がチャレンジした大会になりました。
「59番切れてるね~」
「脚やばいよ脚やばいよ」
「バック(背中)もいい。バックも最高」
「デカすぎる」
「背中デカい」
飛び交うのはヤジではありません。すべて最大級の賛辞です。鍛え上げた体ひとつで立つ、夏の舞台。
第52回沖縄県ボディビル・フィットネス選手権大会。男子ボディビルからメンズフィジーク、女子のビキニフィットネスまで、エントリーしたのは77人の選手たちです。
始まりは1975年。半世紀にわたって受け継がれてきた、県内の頂点を決める戦いです。
開会式。前回大会王者の比嘉辰樹さんが、トロフィーを返還しました。
前回王者 比嘉辰樹さん:
――返還に対する思いは
「受け継ぐというか、その気持ちもあって心もホッとするというか、嬉しい気持ちでいっぱい」
――今大会に出場しない理由は
「筋肉量がほしいということで。今年は休むことを決めた」
本番前の、ステージ裏。選手たちが行っているのは、血液を筋肉に送り込み、体を最大限に膨らませる「パンプアップ」。最後の最後まで筋肉の凹凸を諦めず、最高の立体感を目指します。
出場した選手:
「上腕二頭筋という腕の筋肉を使ってパンプアップしている」
数か月の努力を示す時間は、わずか数分です。
ボディビルとフィットネス。よく似て見えて、実は評価の基準はまったく違います。ボディビルが競うのは、筋肉の「量」と「質」。大きさと絞り込みを、ぎりぎりまで見せ合います。
一方のメンズフィジークや、ビキニフィットネスで問われるのは、「全体のバランス」と「立ち姿の美しさ」。大きさよりも、健康的な見栄えが評価されます。
息を止め、全身の筋肉を限界まで。静止しているように見えて、体の中ではすべての力が振り絞られています。
自分が選んだ曲に乗せて1分間のパフォーマンスを行うフリーポーズ。大会の見せ場の1つです。
今大会最高齢、74歳の金城さんも、2人が出場したマスターズ部門で戦います。
「生涯現役でやろうと思う!」
全プログラムが終了し、大会の顔となる男子ボディビル部門一般の部、第52代「ミスター沖縄」に輝いたのは、29歳の山口章太さんでした。
第52代ミスター沖縄 山口章太さん:
「嬉しかった。元々順位にはこだわっていなくて、自分のボディビルや、やってきたことを見せることを意識した」
――職業は
「システムエンジニア」
――きつかったことは
「自分のやっていることが正しいと信じてやっていたが、不安になるときもあった。不安を抱えつつやるのがきつかったし、頑張ってよかった。」
その他にも、身長別のメンズフィジークやビキニフィットネス、マスターズ部門で表彰が行われ、各部門の新チャンピオンが誕生しました。半世紀を超えて受け継がれてきた、沖縄の頂点。トレーニーたちはさらなる高みを目指します。














