マムダニ市長が掲げる「民主社会主義」とは?

選挙戦では、「高騰する家賃の凍結」「安価な市営スーパーの開設」「公営バス無料化」などを公約に掲げ、富裕層や巨大企業への課税でその財源にあてるとしました。

実現を危ぶむ声も聞かれる中、6月、市内100万戸を対象に2年間の家賃の値上げ凍結を決定。保育サービスの一部無償化も年内開始にめどが立ち、富裕層が所有する、投資目的の不動産などへの課税強化策も、州議会で採択されました。

ニューヨーク市の住民
「ニューヨークの人々は家賃を気にしています。マムダニ市長はそうした有権者のニーズに応えることができたのだと思います」

ニューヨーク市の住民
「マムダニ市長の当選以来、ニューヨークが進んでいる方向性が気に入っています。文化も多様性も確実に向上していると思います」

マムダニ市長が掲げる「民主社会主義」とは何か。専門家は...

立教大学文学部 加藤喜之 教授(アメリカ思想史)
「社会主義というと、一党独裁の中国やソビエト連邦みたいな形で、権威主義的な体制になりがちだが、そうではなくて、民主主義を守りながらも社会主義を推進していく、より平等に富を分配していく。

例えば北欧。税金が高いものの、社会的なサービスが充実している。日本も戦後の1955年以降の体制の中で社会保障を充実させていった経緯があるので、ある種そこにも通ずる部分がある」