マムダニ氏推薦の新人が“番狂わせ”…背景に「格差の拡大」
マムダニ市長が掲げる「民主社会主義」がいま、広がりを見せています。

連邦議会の党内予備選で、マムダニ氏が推薦する新人が、次々と現職を破る番狂わせが起きました。
ニューヨーク マムダニ市長
「この勝利は、ニューヨーク市民が新しい政治を渇望していることの表れです」

こうした結果を裏付けるかのように、7月2日にシンクタンクが発表した調査結果では、4割近く(37%)、特に若い世代(18~29歳)では半数以上(53%)が「社会主義に好意的」と回答しているのです。
「資本主義の総本山」であるアメリカで起きている変化。その背景にあるのが「格差の拡大」です。

トランプ大統領(6日)
「株式市場は史上最も好調だ」
いまトランプ政権で恩恵を受けているのは、大量の金融資産を持つ“富裕層”です。上位1%がアメリカの株式資産全体の半分を保有し、過去1年で30%という株価上昇の恩恵を受けています。
加藤教授は、富裕層がますます富む一方で、中間層や貧困層は長引くインフレに苦しむという「格差」の問題が、「左と右」の分断を超えて共有されつつある、といいます。

立教大学文学部 加藤喜之教授(アメリカ思想史)
「経済面では、民主党も共和党も近年まで非常に同じような立場を持っていて、そこから排除されてしまう労働者層というのが取り残されていた。
“勝者総取り”みたいな一部の人たちだけが富み続けるみたいなものから、社会という共同体の中で経済を回していくという方向にスイッチしていきたい。『なんとかしなければいけない』という人たちは、右にも左にもいるので」
これまでの政治がもたらした経済的な“ひずみ”によって、「民主社会主義」に向かう人々。この流れは、分断が深まるアメリカが変わるきっかけとなるのでしょうか。














