青森県弘前市中心部の飲食店街に、2023年も新型コロナの終息を願う氷像がお目見えしました。今年の題材は、弘前のまちづくりの始祖、「津軽為信(つがる・ためのぶ)公」です。
弘前市鍛冶町で、飲食店など11の店舗が軒を連ねる「城東閣つながる小路振興会」は、新型コロナの早期終息などを願って、2021年から新春の氷像製作を行っています。
3年目の今年の題材は弘前のまちづくりを始めた初代弘前藩主「津軽為信公」で、未来へ向けて飛躍する希望の年となるようにとの願いを込めました。
五所川原市の製氷会社から運ばれてきた氷像は、氷職人たちの手で1時間半ほどかけて組み上げられ、最後に軍配が取り付けられると、馬にまたがった、高さ約3メートルの堂々たる為信公の氷像が完成しました。
※城東閣 藤田あつ志専務
「為信公が“町割り”を命じてから420年ということで記念の年でもあるので、思いが伝わる氷像になったと思う」
為信公の氷像はねぷた絵がはめ込まれた氷の灯籠と干支のウサギの氷像ともに1週間ほど設置され、日没後には、ライトアップをして夜の飲食店街を彩ります。














