全国平均の取得率が約6割と伸び悩むマイナンバーカード。岡山市ではカードの利便性向上などを図ろうときょう(18日)から市立図書館での本の貸し出しに使えるようになりました。

(三輪響リポート)
「マイナンバーをかざすと図書館で本を借りることができます」

岡山市が利便性の向上やマイナンバーカードの普及を図ろうと10の市立図書館できょうから運用が始まりました。他にも岡山県立図書館など9つの図書館で運用されていて、マイナンバーカードの電子証明書を使い図書館の利用者カードの番号を紐づけることで本などを借りることができます。

(図書館利用者)
「カード一つでいろいろできるようになったらやってもいいかなと」

(岡山市立中央図書館 浅沼清宏館長補佐)
「例えば県立図書館でも登録されていて、岡山市立図書館でも登録されている方についてはどちらでも登録していただければ、マイナンバーカード1枚でどちらの図書館もご利用いただける」

しかし、岡山市全体ではマイナンバーカードの取得率は6割に達していないのが現状です。国の普及キャンペーンなどにより取得率は徐々に上がってきましたが全国平均よりもわずかに低く、全国20の政令指定都市のうち17番目。市の担当者も何とか取得をと呼びかけています。

(岡山市行政事務管理課 藤原一範課長)
「市内各所でマイナンバーカードの申請サポートをやっておりますので、そういったところも市民の方に利用していただきながらカードの普及率を高めていこうと考えております」

本を借りる際にマイナンバーカードという方法が定着するか。今後の広がりに注目です。