インドで大学入試の不正をめぐる若者らの抗議デモが拡大し、野党がモディ首相らの辞任を要求するなど、政権への反発が強まっています。デモを主導するのは、急速に勢力を拡大している団体「ゴキブリ人民党」です。

インドの首都ニューデリーでは20日、大学入試の不正に反発する数千人の若者らがデモ行進を行い、現地メディアによると、治安部隊との衝突でおよそ90人の学生らが負傷したということです。

デモを主導するのは「ゴキブリ人民党」と呼ばれる団体で、インドの最高裁判所の長官が失業中の若者を「ゴキブリ」に例えたことがきっかけで、政権与党の「インド人民党」をもじってつくられました。

インドでは、モディ政権下で経済成長が進む一方、若者の高い失業率や雇用格差が深刻な問題となっていて、「ゴキブリ人民党」は政府に不満を抱える若者を中心にSNSで支持を拡大しています。

抗議運動は22日もインド各地で続いていて、これに同調した野党側がモディ首相らの辞任を求めるなど、政界にも混乱が広がっています。