長崎市で、兵庫県警の警察官や検事をかたる男らから「口座を貸していただ取金がないか」「紙幣番号を調べる」などと嘘の電話を受け、40代の女性が現金200万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生しました。
相手はLINEのビデオ通話で偽の警察手帳や書類を見せ、被害者を信じ込ませていました。

被害にあったのは、長崎市内に住む40代の女性です。

LINEビデオ通話で「警察手帳」や「差押許可状」を提示

警察によりますと、今月9日午前11時頃、長崎市内に住む40代の無職女性の携帯電話に、兵庫県警察の「マツザキ」や「火野優」を名乗る男らから電話がありました。
男らは「口座を貸して40万円を受け取っていないか」「捜査に協力しなかったら詐欺に関与しているとみなされる。今すぐ姫路警察署に来てください」などと迫ったということです。

女性は男らの指示に従い、メッセージアプリ「LINE」で指定されたアカウントを友達登録したところ、ビデオ通話(テレビ電話)が始まり、画面に映った「火野」を名乗る男から、警察手帳や「凍結捜査差押許可状」と書かれた書類を見せられたということです。

「GPSで追っている」電話切らせず200万円振り込ませる

その後、検事の「織田良平」を名乗る男に電話が代わり、「お金を受け取っていないか確認するため、紙幣番号を調べなければいけない」「捜査に協力しないなら令状が発行されて警察が家に行く」「GPSで追っているので電話を切らないでください」などと言われ、女性は、男らが管理する口座に現金200万円を振り込み、だまし取られました。

返金手続き中に電話が突然切れ発覚

女性が「織田」から返金手続きの説明を受けていたところ、突然電話が切れ、その後、連絡が取れなくなったことから詐欺に気づき、警察に届け出ました。

警察は、警察官等をかたる詐欺が急増しているとして、「警察がLINEなどでやり取りすることはない」「電話でお金の話が出たら必ず家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。