全国初の摘発 きっかけは「副業探し」

警察によると書類送検された女性は今月7日、SNSの Instagramで副業を探そうと、身元不明の人物のアカウントに接触。その後 LINEでのやり取りに移行すると、「日払いで5000円~3万円がもらえる」と説明を受けました。

アルバイトの入社審査として自分の身分証情報や銀行口座を教えた女性は、今月12日、51回に分けて自分に振り込まれた約175万円を、ネットバンキングで指定された6つの口座に移し替える送金を37回実行しました。

数万円の報酬が翌13日に支払われるはずでしたが、すぐに相手とは連絡が取れなくなりました。

さらに翌14日は、不自然な取引に気付いた金融機関が女性に口座の凍結を通告。女性はバイト代を受け取れなかったばかりか、凍結された口座と、犯罪の容疑だけが残る結果となりました。

新設された「送金犯罪」とは

通常の送金とは、▼通販代金の支払いや▼家族への仕送りなど、日常誰もが経験するものが該当します。

こうした理由でなく、金銭などの対価の提供やその約束があって送金する行為が「送金犯罪」です。有罪となれば2年以下の拘禁刑、もしくは300万円以下の罰金などが課されます。

口座に振り込まれたお金を別の口座に送金するだけで報酬を渡す、などとSNSで宣伝されている「送金バイト」は、送金犯罪に勧誘する典型的な手口です。警察は、こうした行為はマネーロンダリングに加担するものだとして警察が注意を呼びかけています。