営業赤字が続く富山地方鉄道の鉄道事業をめぐり、本線については、あいの風とやま鉄道との並行区間を廃止することなく、現在の路線を維持する方向で検討していくことが決まりました。しかし、沿線自治体からは、費用負担が決まってない段階で最終判断はできないとの意見が相次ぎました。

富山地方鉄道・本線の存続問題について、21日、県や沿線自治体が会議を開き、今後の方向性を議論しました。
地鉄の本線は、電鉄富山から宇奈月温泉までのおよそ53.3キロの路線で、議論の焦点となっているのがあいの風とやま鉄道と並行する滑川ー新魚津駅間の存続・廃止問題です。

地鉄は当初、滑川駅より東側を廃止する方針を示していましたが、2025年12月に県や沿線自治体が支援を決めたことで今年度の廃止は見送りました。

県は、21日の会議で、地鉄が保有するデータを基に精査した試算を公表しました。
試算結果によりますと、10年間でかかる費用は、現行通り全線を維持した場合、約127億円。運行を廃止する場合、線路を残しても撤去しても、現行維持より費用は多くかかり最大で173億円にのぼる見通しです。















