ロシアの艦艇と共同航行していた中国の艦艇が、日本のEEZ=排他的経済水域の内側で射撃訓練を実施したことをめぐり、木原官房長官は中国に対し、外交ルートを通じて申し入れを行ったことを明らかにしました。

防衛省によりますと、今月19日、中国とロシアの海軍の艦艇4隻が共同で航行し、そのうち中国の艦艇1隻が沖ノ鳥島の南西180キロメートルのEEZ内で射撃訓練を実施したということです。

防衛省は、射撃訓練を実施した中国の艦艇などの画像を公開しました。

木原長官はきょうの会見で、中国に対して外交ルートを通じて申し入れをしたことを明らかにしたうえで、引き続き警戒監視に万全を期す考えを示しました。

木原稔 官房長官
「今回の共同航行についても、両軍の軍事面での連携強化に向けた動きの一環であると認識をしており、政府としては中ロ艦艇の我が国周辺海域における動向について、引き続き懸念を持って注視するとともに、我が国周辺海空域における警戒監視に万全を期してまいります」

そのうえで木原長官は、中国海軍の艦艇から訓練の直前に周辺の船舶に対して、▼射撃訓練を実施することや、▼その期間と場所について無線で連絡があり、警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦が聴取したことを明らかにしました。