「全ての出血が被害者を死に追いやっています」

医師は、頭部の次に出血が多かった背中について、腰付近の背骨の突起が折れていたのは、「(背骨の突起は)体の深い位置にあり、背部を局所的に蹴られる、踏まれるということがないと、そう簡単に折れないと言えます」と、強い暴行があったことを示唆しました。

さらに、検察側は、(死因の)外傷性ショックとは関係ない暴行はあるかと問うと、医師は「全ての出血が被害者を死に追いやっています」と述べました。

午前1時頃に被害者を土下座させて解散となるが、このときに救命行為があれば被害者は助かっていたかとの問いには、「後遺症が残る可能性はあるが、十中八九、助かっていたと思う」と述べました。

札幌地方裁判所

起訴状によりますと、主犯格とされる当時18歳のアルバイトだった男は、当時17歳の少年ら男女5人と共謀し、2024年10月25日から26日にかけて、長谷知哉さん(当時20)の顔や腹部を多数殴る蹴るなど暴行。

さらに「全部出せ、全額」「クレジットカードもな」などと脅迫して暴行を加え、現金やカードなどを奪い、長谷さんを外傷性ショックで死亡させたうえ、奪ったクレジットカードでたばこなどをだまし取ったほか、キャッシュカードで現金12万7000円を引き出したなどとして、強盗致死や詐欺、窃盗などの罪に問われています。

判決は8月7日に言い渡される予定です。

おことわり
HBCでは、特定少年の被告を実名で報じるかどうか、事件ごとに判断しています。今回の事件は、1人の大学生の命が失われた結果の重大性、社会的影響の大きさなどを総合的に判断した結果、地上波テレビ放送では実名で報じることにしました。なお、デジタル配信の記事は、半永久的に残るインターネットの特性を考慮して匿名で報じています。