2024年10月、北海道江別市で当時20歳の大学生、長谷知哉さんが集団暴行を受け死亡した強盗致死事件の裁判員裁判で7月21日、長谷さんを司法解剖した医師が「全ての出血が被害者を死に追いやっています」と証言しました。
裁判員裁判で審理中の主犯格とされる当時18歳のアルバイトだった男と、当時17歳の少年の2人は、2024年10月、北海道江別市の公園で、同じく起訴されている八木原亜麻被告(21)と交際していた当時20歳の大学生、長谷知哉さんに集団暴行を加え、キャッシュカードなどを奪い、死亡させた罪に問われています。長谷さんは、外傷性くも膜下出血、硬膜下出血、腰椎の骨折などの重傷を負い、死亡しました。死因は外傷性ショックでした。
7月21日の証人尋問では、当時、長谷さんの遺体を司法解剖した医師が証言台に立ちました。
医師は、5月から6月にかけて行われた川村葉音被告(21)ら3人の裁判員裁判にも証人として出廷していて、今回の証言では、死因に関わる暴行の状況が明らかになりました。
司法解剖結果で判明した頭部への激しい暴行痕
検察側から長谷さんの遺体の状況を聞かれた医師は、直接の死因については「外傷性ショック」で、全身の血液量の20%から30%が、皮下組織や筋肉内へ流出したことによるものとし、その出血の6割から7割が頭部と顔面に集中していたとしたうえで、「顔、頭は出血していないところがないくらいの出血です。皮下組織、筋肉も出血していて、出血で厚みができる状態です」と述べました。
また、出血などの状況から「頭や顔への強い暴行は、30回~40回以上だと考えられる」と証言しました。
さらに、急性硬膜下出血、くも膜下出血について、「思い切り顔面を殴る、蹴るで強く揺さぶられれば、今回のような出血がおこる可能性はあります」と述べ、凶器を用いなくとも、手や足での暴行で脳へ損傷を与える可能性はあると指摘しました。














