18日夕方、北海道更別村でハンターの男性がクマに襲われけがをしました。

更別村によりますと、18日午後6時45分ごろ、更別村更南の山林で40代の男性が
クマに襲われました。

男性は、地元の猟友会に所属するハンターで、クマの目撃が相次いでいた場所を
パトロールしていたところ、茂みにいたクマに襲われたということです。

更別村は18日午前、記者会見を開き、対応状況を説明しました。

17日午後6時45分頃、更別村湖南地区南2線の麦畑付近の電気柵の外側で、地元猟友会に所属する40代男性がクマ襲われ、両腕の噛み傷、後頭部に爪による傷などがあり重傷で、男性は帯広市内の病院に搬送され、1週間程度入院予定だということです。

男性を襲ったクマについては、体長約110cm、前足約10cm、体重およそ60から70kgの子グマで、当日は日没と霧のため駆除の確認は困難と判断し、18日朝4時からの捜索により、現場付近で死亡している個体を発見。特徴および地理的状況から、男性を襲ったクマと同一個体と確認したということです。

男性は、有害鳥獣捕獲のための巡回活動中で、林の中を歩くクマを発見し発砲しました。手応えがあったため、確認のために林に入ったところ、潜んでいたクマに不意を突かれ、襲われたものとみられています。

急に襲われたため、男性は激しく抵抗しました。
男性は「素手でクマの目を潰した」と話していて、実際に発見された死んだクマも片目が潰れていたということです。

男性は格闘しながら再度発砲してクマを仕留め、自力で車を運転して村内の診療所へ向かい、救急車で帯広の病院へ搬送されました。

村では、対策本部を設置し、防災行政無線の放送やメールの配信、近隣農家や湖南区・更別区の行政区長への直接連絡による周知したということです。

男性がクマに襲われた場所は、以前から目撃情報が多く、特に巡回を強化していた場所だったということです。

男性を襲ったクマの特定理由については、男性が「目を潰した」と証言しており、死んだクマの片目が潰れていたこと、銃弾の痕があること、衣服に付着した体毛や地理的条件が一致したため、同一個体と判断したということです。

今後の巡回活動については、安全面を考慮し、入林時の連絡の徹底や複数名での行動など、猟友会と協議して改善を図りたいとしています。

事故を受けて北海道は、更別村と中札内村に発表していたヒグマ注意報を解除しました。
更別村では、親グマが付近にいる可能性もあることなどから、引き続き注意するよう呼びかけています。