もう少ししたら海や川で遊ぶ機会が増える夏休み。およそ70年前に水難事故で修学旅行中の児童らが犠牲になった島根県松江市の小学校では、15日、水の事故から命を守る方法を学ぶ授業が行われました。

講師
「初めての体験でしょ。服を着た状態で水に入ったの」

児童
「気持ち悪い」

水着と違い、服を着たままプールに入ったときの動きにくさを体感する児童たち。

168人が犠牲となった71年前の紫雲丸沈没事故で、松江市の川津小学校では、修学旅行中の児童たちを含む25人が犠牲となったため、水難事故から命を守る学習を続けています。

水の事故の多くは、衣服を着たままで起こることが多いことから、6年生およそ90人は、元消防士の講師から浮くことを重視した着衣泳の講習を受けました。

溺れた時に、「助けて」などと、手を挙げたり声を出すと、かえって沈みやすくなることを学んだ児童たち。

ペットボトルをお腹にかかえて、あごを上げて口と鼻を出し、いわゆる「浮いて待て」の状態で、静かに救助を待つことなどを練習しました。

Q:服を着てプールに入った感想は?

児童
「体が重かったり、動きにくい感じがしました」

「大の字になって、浮いて待てば命が助かるなと思いました」

「海とかに行くとき(自分は)水泳ができるから、こういうもの(救命の行動)を今までは一切気にしてなかったけど、浮く練習を続けて命が助かるようにしていきたいなと思いました」

児童たちはほかにも、ランドセルを背負って溺れたときは、ベルトをしっかり持ち、あお向けになって浮く方法なども学んでいました。