決裂で今年中の合意は厳しい状況 乱獲防ぐための“新しい管理”実現は?

小川彩佳キャスター:
国際会議で決まる各国の漁獲枠ですが、日本の提案では太平洋全体の漁獲枠の上限を増やした上で、太平洋の西側と東側の漁獲枠の配分を「西側8:東側2」としていました。
一方、メキシコは東側の割合を増やす「西側7:東側3」という配分を強硬に主張。
妥協点を探りましたが、東西の配分の点で折り合えず合意は持ち越しとなってしまいました。今年中の合意は厳しい状況になったということになります。
教育経済学者 中室牧子さん:
国際会議に参加していた環境NGOの方に話を聞くと、合意に向けて協議が進んでいた中で、最終的にメキシコが一転して反対したことで、折り合えなくなってしまったとのことです。
国際的な枠組みを決める場にもかかわらず、一方的に反対して歩み寄りを見せないのは問題ではないかと指摘しています。
漁獲枠を増やすということに関心を持っている方も多いかと思いますが、今回の会議で重要だったのは、乱獲に陥ることがないようにコンピューターのシミュレーションに基づいて漁獲枠を決めるといった、“新しい管理のあり方”にアップグレードし、それに伴って漁獲枠を増やそうという点でした。
新しい管理のあり方へのアップグレードについて、国際的に合意できなかったことは非常に残念だと思います。
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<プロフィール>
中室牧子さん
教育経済学者 教育をデータで分析
「教育にエビデンスを」慶應大学・教授














