ASEAN=東南アジア諸国連合は、ミャンマー親軍政権の外相を招いた非公式の外相会議を開き、暴力の停止や人道支援の拡大などを呼びかけました。

タイ・バンコクで12日に開かれたASEANの非公式会議には、ミャンマー軍主導の総選挙を経て4月に発足した親軍政権から外相を務めるティン・マウン・スウェ氏が出席しました。

議長国フィリピンのラザロ外相らは、▼人道支援の拡大や、▼民間人への暴力の停止、▼政治的な対話の促進などをミャンマー側に求めました。

フィリピン ラザロ外相
「私は加盟国とともに、建設的かつ包括的な政治対話の重要な要素として、特にアウン・サン・スー・チー氏の状況について前向きな進展がみられることを強く求める」

一方、ミャンマー側からは、指定住居での軟禁措置が発表されたスー・チー氏の健康状態は「良好だ」との説明があったということです。

今回の非公式会議は、ミャンマー軍に融和的なタイが中心となって開かれたものですが、ASEANのなかにはミャンマー軍主導の新政権との関係に慎重な加盟国もあり、今後、政治状況の改善に向けて具体的な議論が進むのかが焦点です。