新潟県は17日、村上市で見つかったハシブトガラス1羽の死がいから、簡易検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応を確認したと発表しました。死がいが見つかったのは、高病原性鳥インフルエンザが確認された村上市の養鶏場から半径10キロ以内の、環境省が指定した「野鳥監視重点区域」内だということです。

新潟県によりますと、13日に村上市で死んでいるハシブトガラスが見つかり、回収して簡易検査をしたころ、A型鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたということです。
今回ハシブトガラスが見つかったのは、6日に高病原性鳥インフルエンザが確認された養鶏場から半径10キロ以内の「野鳥監視重点区域」内だということです。
今後、環境省が遺伝子検査を行い、1週間ほどで結果が出るとみられます。現時点で高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたわけではありません。
環境省は今回ハシブトガラスが見つかった地点から半径10キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定。新潟県はこの区域内の野鳥の監視を強化するほか、区域内にある養鶏場に対して異状がないことを確認し、防疫対策の徹底を指導したということです。