“高額報酬”うたったSNS求人 監視下だった男性が証言

カンボジアで被害 福岡県在住の男性
「高額バイトみたいな感じの募集があって、それに応募した。1泊2日で40万円〜50万円ぐらいの金額で、バイトで内容までは書いてなかった。『カンボジアに行って』と言われて、『分かりました』という感じで。そのときちょっとお金に困ってたので行こうかなと思った」
こう話すのは、福岡県内に住む男性です。“高額報酬”を謳うSNSの求人に応募し、3月にカンボジアへ渡航。「すぐに帰ってこられるだろう」そんな軽い気持ちで、家族には「派遣の仕事」と伝えていました。
カンボジアの首都・プノンペンに到着した男性は、迎えに来た人物の車に乗せられます。そのままタイとの国境に近い街のホテルに連れて行かれました。

カンボジアで被害 福岡県在住の男性
「このまま帰るのかなと思ったら、全然違う方向に行った。どこに行っているんだろうと思いながら、気が付いたら全然違う場所にいた」
そこは、カジノなどを隠れ蓑にした特殊詐欺の拠点が乱立する街でした。男性は詐欺組織に送り込まれたとみられます。

秘匿性の高い通信アプリで、2〜3人の勧誘役と連絡をとっていたという男性。現地では複数の案内役がいたほか、ホテルには4人の見張り役などがいたそうです。
カンボジアで被害 福岡県在住の男性
「日本語を話せる人もいた。日本人だと思う。中国人もいました。早く帰りたいなと思っていたが、逃げようにも逃げられるような感じではなかった。とりあえず言う通りにしていた」
男性は、そこで1か月以上にわたって監視下に置かれました。

この間、実際に詐欺行為を強要されることはありませんでしたが、組織の人物からスタンガンを見せられ、抵抗すれば電気ショックなどの暴行を加えると脅されたといいます。
その後、男性は隙をみてホテルを脱出。プノンペンに戻ったところで現地当局に保護されました。現地当局は、男性について「人身取引の被害者」と発表しました。

カンボジアで被害 福岡県在住の男性
「もう頭がずっと真っ白で、常に誰も見ていないかとか、誰も信じられない状態になっていた。本当に見つかったら死ぬかもしれないし、怖かったのは怖かった」














