五島市で国の重要無形民俗文化財に指定されている小正月の伝統行事「ヘトマト」が3年ぶりに行われました。

新型コロナの影響で3年ぶりの開催となったへトマトは、五島市下崎山地区に古くから伝わる小正月の伝統行事です。

まずは新婚女性の羽根つきです。

「笑顔の溢れる幸せな家庭を築きたいと思います。」「おー!」

その後ヘグラと呼ばれるかまどのススを塗った男達が登場すると、祭は一気に盛り上がります。

顔にススを塗ってご利益のおすそ分け。
「かっこいい!」「口に入った」「コロナなくなれー!」

祭りの締めくくりは「大草履」の奉納です。


子孫繁栄を願い、重さ250キロの大草履に見物人の女性を次々と乗せて練り歩き、下崎山地区は久々に悲鳴と笑い声に包まれました。