老いてなお、熊本城に尽くす

熊本大の永青文庫研究センター長・稲葉継陽さんは「御天守奉行には、体力に加えて物品管理能力が問われました。天守には多くの武器のほか、まめに管理しなければならない味噌とコメ、鎮痛剤として使うアヘンなどもあったのです。林は、細川家が熊本の前に治めていた小倉時代からの家臣であり、細川家初代藩主の細川忠利に実績を買われていたのでしょう」と説きます。

林隠岐について語る稲葉継陽さん

ちなみに、林はその後、城の門番を申し出て認められました。

老いてなお、熊本城に尽くした姿が浮かびます。

林は、熊本城における“スーパー事務屋”だったのかもしれません。

※参考文献『歴史にいまを読む―熊本・永青文庫からの発信―』(稲葉継陽著)