炎天下の屋外での “置き去り”や“閉じ込め” は危険、日陰も油断できない
まず着目するのは、炎天下の日なたと日陰に車を停めた場合の車内温度の差、それに車内にいる人の脱水状態を見る実験データだ。
検証で得られたデータによると、気温35度の炎天下に駐車した車内は、窓を閉め切った状態でエアコンを停止するとわずか15分で人体にとって危険なレベルの暑さ指数(WBGT)に達した。暑さ指数とは気温・湿度・輻射熱を組み合わせた熱中症リスクの目安となる指標だ。
サーモグラフィー映像で見ると一目瞭然だ。
エアコンOFF の日なたの条件下では、エアコン停止からわずか5分でダッシュボードや運転席周辺に高温域が広がり始め、1時間30分経過後には車内の温度は53度にも達し、ダッシュボードは67度を超える高温になった。
「日陰なら大丈夫」という思い込みも危険。外気温34度のショッピングモール駐車場で行われた検証の結果によると、日陰に停めた車内でも、1時間30分後には温度が33度近くに上がった。外気温が高い状況では、立体駐車場の中層階などの日陰であっても、車内は急速に危険な温度環境になり得る。
一方、エアコンが作動していれば、炎天下の日なたに停めた車であっても暑さ指数の変化は抑えられ、車内は安全であることも示された。














