中国国家統計局は先ほど、2022年末時点の中国本土の総人口は14億1175万人と発表しました。2021年末の14億1260万人を下回りました。

人口が前年比で減少するのは「大躍進」運動のもと、多数の餓死者が出た影響があった1961年以来61年ぶりです。

また、出生数は建国以来最少となった前年からさらに減少した956万人となり、初めて1000万人を下回りました。

中国は長年続けてきた「一人っ子政策」を廃止。習近平指導部は3人目までの出産に補助金を出すなど、対策に乗り出していますが、その効果は表れていません。

国連が去年7月に発表した報告書では、2023年にインドの人口が中国を抜いて世界最多になるとの見通しを示しています。