日本人の8割以上の人が経験する、もはや“国民病”の腰痛。寒い時期に増えるというイメージですが、実は夏も注意が必要です。

4人に1人が仕事に支障? なぜ夏も腰痛に苦しむのか

山形純菜キャスター:
腰痛治療のスペシャリストで、「テーラーメイド腰のクリニック」の松平浩院長らの調査によると、生涯で腰痛を経験する人は83%と、8割以上の人が腰痛に悩むといいます。

また、腰痛に悩む人の4人に1人は仕事などに支障をきたしており、年間の経済的な損失は、1000人あたり約6500万円にのぼるということです。

働いている人は6800万人といわれているので、単純計算すると年間4兆円を超える損失になる計算です。

夏も腰痛に苦しむ人が多い要因の一つは、松平院長によると、「冷房」です。

冷房のよく効いた部屋に長時間居ると、筋肉が硬くなり、血行不良になって痛みが出るといいます。

だからといって、動けばいいというわけでもないようです。

夏になり外出の機会が増えると、▼長時間の移動で同じ姿勢になったり、▼汗で水分や塩分が失われたりして、筋肉のけいれんにつながります。こうした状態で重い物を持つなどすると、一気に腰を痛める可能性があるということです。

さらに、睡眠の質の低下も腰痛の要因になるといいます。

暑くて寝苦しい夜に眠りが浅くなると、脳内で痛みを和らげる働きが弱くなり、腰痛に敏感になってしまうということのようです。