用水路転落、踏切で立ち往生の危険も

過去5年間、県内で発生したシニアカーの事故は4件。いずれも、単独事故でした。

県警交通部交通企画課 山本慎悟警部
「歩道から車道へ下るスロープ、急な勾配がある道路でバランスを崩して転倒したり。特に富山県では、用水などで踏み外して転倒するケースもよくみられます」

網の目のように用水路が張り巡らされ、ガードレールのない場所も多い県内。路肩で踏み外すと、そのまま用水路に転落してしまう危険もはらんでいます。

他にも、レールの隙間に車輪が挟まるなどして、踏切内で立ち往生してしまうケースも少なくないといいます。

こうした危険を防ぐため、県警は、
▼対向車から視認されやすいように道路の右側を通行すること
▼明るい色の服を着ること
▼異変を感じたら早めに退避することを呼びかけています。

県警交通部交通企画課 山本慎悟警部
「車の運転手はしっかりと“高齢の歩行者”という認識をもっていただいて思いやりのある運転を心がけていただきたい」

求められる、お互いの安全意識。シニアカーは高齢者の日々の自由や自立した暮らしを支える、大切な存在だからです。

桑島操さん
「なかったら不自由(シニアカーは)私の体の一部になったかなと思います。これからも乗れる範囲で乗ります」