1ドル=162円台の“今昔” 40年前は「希望の星」も今は…

1980年代、約40年前のアメリカは、高品質な日本製品の進出に席巻されていました。ニューヨークのタイムズスクエアは、日本企業の看板で埋め尽くされていたのです。

日本に対する貿易赤字に耐えかねたアメリカは、1985年9月、先進5か国による協調介入でドルを引き下げることに合意しました。いわゆるプラザ合意です。

その翌日から240円台だった円は急騰。約1年で、今週と同じ162円台に突入したのです。当時、海外へ向かう若者たちは...

海外旅行に行く若者
「(Q.海外旅行は何回目ですか?)彼女は10回目で、僕が5回目です」
「(Q.予算はおいくらぐらいですか?)予算は...なんだかんだ言って、200万くらい」

ジャパンマネーで世界的スターも次々と来日。日本は、絶頂期へと駆け上っていきました。

上田さんの元には、まさに、その頃の家計簿も残っています。

上田和子さん(92)
「食費の予算は(1か月で)合計で8万円」

杉浦キャスター
「これは家族5人で8万円?」

上田和子さん(92)
「少ないですよね。(39年前は)1人前…(1か月)1万6000円ぐらい。今だと約3万円ひとりで」

杉浦キャスター
「ほとんど倍...」

食費が今のほぼ半額で済んだ上り坂の日本。上田さんは、こう振り返ります。

上田和子さん(92)
「『昨日よりは今日がいい』わけだから、そういう中での162円は希望の星だった。こっち(今)の162円は希望を現実で見つめ直す、夢が覚めた時の162円。頑張っても頑張っても沈んじゃうっていう感じ」

希望の星だった40年前と、夢が覚めた現在...同じ数字の裏で、日本に一体どんな変化が起こったのでしょうか。