今年で5回目となるまんがの世界大会「世界まんがセンバツ」の予選審査会が行われ、審査員の漫画家たちが決勝に進む作品を選考しました。

「世界まんがセンバツ」は「まんが甲子園」と並び、世界中から応募があるまんがのコンクールです。第5回となる今回は、国内から138作品、海外11の国と地域から88作品の合わせて226作品の応募がありました。海外は主に台湾、韓国、シンガポールが多く、北朝鮮が初参加となりました。くさか里樹さんや村岡マサヒロさんなどプロの漫画家が審査員です。

作品のテーマは、高校生部門が「新記録」フリー部門が「夢が叶う時」。

こちらの作品は、テーマの裏をかいた予想外の展開…

画力だけでなく、1枚の漫画に込められたストーリーや意味が審査の重要なポイントになります。

(くさか里樹さん)
「世界的に漫画の表現力がとても上達してる。物語性を持って創作していることが感じられて、日本発祥の漫画のそこは一番肝になるところ。それがナチュラルにできていることがすごいなと感じています」

(村岡マサヒロさん)
「絵が上手な作品はたくさんあるので、その絵の上手さを作品の完成度の高さに置き換えられるようなそういう工夫が重要なポイント。最近日本というだけでうかうかしてられませんので、どんどん世界の人と楽しみながらレベルを高めていってほしい」

3月の「全国漫画家大会議」で行われる決勝審査に進む作品は、2月上旬にホームページで発表されます。