ロシアによる侵攻が続くウクライナに、支援物資として陸上自衛隊の非常用の食料が提供されました。自衛隊でも来年から隊員たちが食べることになりますが、21日に試食会が行われました。果たしてその味は・・・?
岸 信夫防衛大臣
「防弾チョッキ・鉄帽、非常用糧食・発電機を譲与し、これを自衛隊機等により輸送することといたします」
ウクライナへの支援物資のひとつである、自衛隊の「非常用糧食」。自衛隊の隊員が災害派遣などの際に食べるもので、ウクライナにはおよそ11万食が提供されました。持ち運びがしやすく、3年間の保存も可能ですが、こんな意見も・・・
社民党 新垣邦男衆院議員
「私の友人の自衛官なんですが、自衛隊の戦闘糧食があまりおいしくないと」
隊員からも「しょっぱい」「固い」などの声が寄せられ、陸上自衛隊は改良に取り組みました。
陸上自衛隊 吉田圭秀幕僚長
「本当においしいかおいしくないかということであれば、一度是非実食をして頂ければというふうに思います」
今回、ウクライナに提供された「パン」と「ボロニアソーセージ」。記者が食べてみると・・・
記者
「もう少し塩分が強いものをイメージしてたんですけれども、程よい塩分でパンと合わせて食べて非常に美味しかったです」
そして“非常食”の定番、「乾パン」。
記者
「固いです。前歯では噛み切れないぐらい固くて、奥歯で噛まないとなかなか飲み込めないぐらいの固さでした」
一方、新しく導入された「クラッカー」は・・・
記者
「簡単に割ることが出来て、すぐに噛み切れてサクサクした感触でした」
陸上幕僚監部 糧食管理担当 石井慎太郎3等陸佐
「味自体についてはですね、非常にまろやかになって繊細になったと。色々良い評判を聞いています」
体力を維持するため、鉄分やカルシウムなども増やしたという「非常用糧食」。さらなる改良を検討していくということです。
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