突然寺が更地に…「やられた」元檀家は困惑

実際に、サイトに掲載されていた場所を訪ねてみると…

元檀家(92)
「ここにお寺が建っていたわけや。いま立っている所に」

──今まさに立ってるところに?
「裏の突き当たりが墓やった」

この男性は、ここにあった寺の「元檀家」。約6年前、300軒ほどいた檀家に無断で寺の土地を宗教法人ごと売却されたのだといいます。

元檀家(92)
「ある日突然行ったら、お寺をつぶしていた。つぶしとるなと思っていたら、1か月したら墓も全部(移動していた)。また1か月したら道抜いて、建て売りをやっとんねん。これはやられたなと思った」

さらに、母親の墓石も勝手に移動され、その場所には建売住宅が並んでいます。男性はその後、移転先から墓を撤去。母親の骨壺は自宅で供養していると言います。

ブローカーの山本氏によると、この寺は最終的にはブローカーを介さず、当時の寺の所有者と不動産業者が直接取引。購入後すぐに不動産業者が本堂などを取り壊し、敷地の一部に小さな礼拝施設が設置されたと言います。

こうした事例を背景に、山本氏は、自らの立場をこう正当化します。

宗教法人ブローカー 山本隆雄氏
「我々ブローカーは責任を持つんです。『本堂つぶしたらあかんよ』と当然言うわけですね」

寺はJNNの取材に対し、現在は、不動産業者から別の宗教法人に権利が移り、本山から紹介された住職によって適切に運営されていると答えています。