成田空港と都内を結ぶ鉄道について、国の検討会は空港周辺に新たに高架の線路を整備して、京成電鉄とJRの特急列車の路線を複線化するなどして輸送力をおよそ2倍に増やす方針を固めたことがわかりました。
成田空港では滑走路の新設などによって、航空機の発着できる数を現在の年間34万回から50万回に増やす計画で、利用者の増加に伴い、空港と都内を結ぶ特急列車はピーク時には150%を超える混雑が予想されています。
国の検討会は、これまでに交通手段の確保について検討を進めてきましたが、成田空港の周辺で単線になっていて、列車がすれ違うことができない「単線区間」について、今後、複線化し、特急列車の輸送力を現在のおよそ2倍に増やす方針を固めたことがわかりました。
関係者によりますと、現在の単線区間に高架の線路を整備するなどして複線化するということで、1時間あたりの片道の最大運行本数は、▼JR東日本の「成田エクスプレス」が2本から4本に、▼京成電鉄では「スカイライナー」と、押上・成田間で新たに運行する予定の特急あわせて3本から6本に増えると見込まれています。
また、京成電鉄の押上・成田間の「新たな特急」は2028年度の運行開始が目標とされていますが、2030年代には都営浅草線や京急線に乗り入れることで、羽田・成田間での直通運転も目指すということです。
国の検討会は近く最終的なとりまとめの案を示す方針です。
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