「落としどころが全く見えない」迫る会期末 国会打開の条件と残された時間

膠着した状況を打開しようと動いたのが、森衆院議長だ。7月1日、与野党の幹部たちと国会内で会談し、皇族数の確保に向けた皇室典範改正案の成立を最優先で取り組むこと、与党に対して集中審議や党首討論を開催できるよう努力することを求める異例の“仲裁”に乗り出した。
この議長の提案を踏まえ、7月2日には自民・中道の幹事長同士、国対委員長同士でそれぞれ会談が行われた。午前中の会談では、皇室典範改正案の審議を速やかにスタートさせるために国会正常化に向けて努力していくことを両党が確認した。
しかし、午後に行われた国対委員長同士の会談では、野党側が「副首都法案と議員定数削減法案を撤回しなければ審議に入る環境ではない」と通告。皇室典範をいわば“人質”として突きつける形となった。

佐藤記者はこの構図を「板挟み」と表現した。
野党は両法案の撤回を求め、維新は両法案の成立を求める。自民は双方の間に挟まれ、動けない。さらに高市総理はインド外遊中であり、国会出席への打診に返答は来ていない状態だという。
また、奥村記者は野党の国対幹部議員の話として、「『今回は野党の結束は相当固い、信じていい。与党も落としどころが見えていないように感じた』と話していた。また別の野党国対関係者は『普段ならこういうのはなんだかんだ落としどころが見えるものですが、今回は全く見えないですね』と語っていた」と明かした。














