最近、「疲れやすい」「イライラする」。その不調、更年期のサインかもしれません。女性の悩みと思われがちですが、その症状に苦しむ男性も少なくありません。「周囲に言いにくい」ともいわれる、“男性の更年期障害”の現実を取材しました。

悩む「怒り」のコントロール  5~6人に1人ともいわれる男性更年期

都内のIT関連企業に勤める50代の男性。この日訪れたのは、「男性更年期」の専門外来です。

更年期外来に通院する男性(50代)
「部下のミスを指摘するのも、必要以上に追い込むような言動」

特に悩まされたのが「怒り」のコントロールでした。

更年期外来に通院する男性(50代)
「説教を30分、1時間しちゃう。それは仕事だけでなく、店に行って店員さんのちょっとしたミスを必要以上に責める。すごく止まらないというか、切れやすい」

男性ホルモンを補充するなどの治療を受け、現在は症状が改善しているといいます。

国内の潜在的な患者は約600万人。40歳以上では5~6人に1人ともいわれる男性更年期ですが、その認知や理解は、いまだ十分とは言えません。

男性(58歳)
「女性のものというイメージ」
男性(65歳)
「男で更年期障害って聞いたことない気がする」
男性(54歳)
「症状自体を把握していない。どういった症状が更年期障害なのか」

「男性更年期」とは、一体どのような症状が現れるのでしょうか。