新年度
里山に、また新たな1年がめぐってきました。
(基さん(小6))
「おはようございます」

転校から3か月。この春、小学6年生になった基(はじめ)さん。早起きも、今ではすっかり習慣になりました。
(匠さん(小6))
「じゃーんけんぽん。きょうの朝は運が悪そうだ」
(基さん(小6))
「じゃーんけんぽん。きょうの俺は運が悪そうだ」
(雫さん(小2))
「有希さんはね爆睡しているから。校長先生起こしてください」
“笑顔担当”の有希さんも、最高学年になりました。
(森岡 浩美校長)
「(基さんに)こうやるとズボンがよく乾くよな」
「上手になりましたね。お洗濯干すのも」
(基さん)
「はい」
自らの足で立ち、手を取り合う。この学び舎での当たり前の日常が、子どもたちの土台となっています。

今年度は小学生5人、中学生10人で始まった、24時間の里山生活。それぞれがなりたい自分に向かってゆっくりと前に進み始めています。
(吉備高原のびのび小学校 森岡浩美校長)
「どんどん子どもたちいい子になると思うので、希望学園の希望がぴったりすると思います」
「どんな子供になるか私たちが種をまいたり水をやったりしたのは、本当に些細なことだと思うんですけど、それがちょっとでも子どもたちの人生の糧になればいいかなと思っています」

(有希さん(小6))
「寮だけど、寂しいときもあったのね。でも最近慣れてきて、今では楽しい仲間たちに出会えて本当によかったと思う」

(基さん(小6))
「明るくするのは、もうできているし。イライラはまだまだですけど、少しずつ友達と遊んで少しずつなくしていきたいと思います。楽しい学校生活を送りたいです」

これからがこれまでを決める
過ぎた時間は巻き戻せないけど、その意味は変えられる。ゆっくりでもいい。立ち止まってもいい、頼ってもいい。
苦しみを分かち合える仲間たち、伴走してくれる先生たちと一緒に、これからの自分を作っていく。振り返ればきっと、もがき苦しんだあの日の記憶が、自分を支える礎になっているはず。
里山で未来を紡いでいく、子どもたちです。















