夜間中学から広がる「共生の輪」 初の日本語指導ガイドラインも
藤森祥平キャスター:
夜間中学の外国人の生徒さんが、日本人と日本語で触れ合ったときの嬉しそうな表情を見て、こういう機会が増えるといいなと思いました。

TBS報道局 社会部 谷脇惇志記者:
夜間中学に通う外国籍の生徒のほとんどは、両親の都合で来日しています。彼らは純粋に日本人の子どもと同じように、自分の夢や目標に向かって日々学んでいます。
取材した外国人の生徒は日本が好きで、「日本人と友達になりたい。ただ、そのレベルに達していなくて、だからこそ頑張っている」と話してました。
藤森キャスター:
少しでも、学びの場や環境の整備といったサポートが必要だと感じますね。

トラウデン直美さん:
手を伸ばしたいのに、距離を感じて手が伸ばせない。そうなると疎外感を感じてしまい、さらに距離が広がってしまうことがあると思います。こうした形で、学びを通して距離が近づくことは、本当に必要だと思います。
今、夜間学校がこうした役割を担っていますが、それだけではなくて、いろいろなセクターがその役割を担っていく必要があると思います。
上村彩子キャスター:
全国の夜間中学に通う生徒の割合は外国籍が6割を超えており、日本語指導の需要も高くなっています。

【夜間中学に通う生徒の割合】
外国籍:63.8%
日本国籍:36.2%
5月、文科省は「夜間中学における日本語指導ガイドライン」を初めて公表しました。
TBS報道局 社会部 谷脇記者:
元々夜間中学は、国語や数学といった義務教育を行う場所であり、だからこそ日本語の指導は手探りの状態が続いていました。
夜間中学の先生も、「最初はどう教えていいかわからない」と話していました。
上村キャスター:
生徒の皆さんも、教育現場で前向きに取り組んでいるわけですが、日本に合わせるというわけではなく、一緒に住む地域の仲間として、言葉がその土台になると嬉しいなと思います。

トラウデン直美さん:
人間にとって言葉はすごく大きなコミュニケーションツールの一つではあると思いますが、それだけではありませんし、もちろん言葉を通して頑張ってコミュニケーションを取りたいという気持ちが大きいと思います。
私自身も未だに「日本語上手ですね」って言われることもあるのですが、見た目ではやはりわからないんですよね。どんなに日本人に見えたとしても、外国で生活してきたから日本語が難しいという方もいらっしゃると思います。
そういったところを少しずつ歩み寄りながら、「受け入れる」という気持ちではなく、そこにいる仲間たちとして触れ合えていけばいいと思います。
一緒に社会を作っていく仲間だという意識を持つだけで、世界は変わるような気がします。
TBS報道局 社会部 谷脇惇志記者:
今後も外国人の数は増えていくことが予想されます。
急激な増加を不安に思う人もいらっしゃると思いますが、その気持ちが過度に増幅してしまうと、差別や偏見に繋がってしまう恐れもあると思います。
まずは相手のことを知ることから始めることが、共生の第一歩になると思います。
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<プロフィール>
谷脇惇志
社会部 法務検察・国税担当
危険運転事故の遺族や拘禁刑などを取材
トラウデン直美さん
SDGsなどの社会課題に関心
特技は乗馬 初級馬術指導者の資格も














